ナゴヤ再発見の旅(前編) -名古屋のレトロ喫茶店・おしゃれ本屋-

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このあいだのお休みに、急遽予定があいてしまいました。

その日のおはなしです。

 

 

僕は名古屋に二十年以上住んでいます。

名古屋と言えば?

名古屋城、東山動物園、おいしいもの達。

「名古屋 観光」で調べるとだいたいそのあたり。

 

でも、実はそれだけじゃないんです。

名古屋には喫茶店文化が広く深く根付いており、素敵なお店がたくさんあります。

コンパル、ボンボンあたりが有名でしょうか。

「観光に行って喫茶店?」と思ったあなた。騙されたと思って足を運んでみてください。

 

また、素敵な本屋も多いのです。

on reading、シマウマ書房(移転してしまうみたい)、千種正文館あたりは、雑誌などでも紹介されることが多いです。

「観光に行って本屋?」と思ったあなた。各地の本屋巡りも悪くないですよ。

 

 

さて、今回のテーマは「ナゴヤ再発見」

上に挙げた観光スポット以外で、新たな魅力を探しにいきました。

要するに僕が今まで行きたいけど行けてなかったところを回ってきましたよっていう日記です。すみません。

 

 

1 カフェ ド SaRa (国際センター)

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1件目に訪れたのは国際センター駅から少し歩いたところにある「カフェ ド SaRa」

古民家を改装したカフェで、ドアを開けるとコーヒーの香りが広がっていました。

すでに待ちが2組ほど、店内は若い方や常連らしい方がおのおの静かな時間を楽しんでいました。品の良いクラシックもマッチしています。

 

奥の席に案内され、コーヒーのモーニングセット(400円)を注文。

遠かったのでよく見えなかったのですが、コーヒーの淹れ方もこだわっているように見えました。

 

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聞き逃した方のためにもう一度言います。400円です。

これが名古屋のモーニングの破壊力。

言うまでもなく、コーヒーも美味しい。コクが深く苦みのバランスが朝の一杯にちょうどよかったです。

ごまトースト、黒糖トーストもたまらなく美味しかった。

 

こちらのカフェがあるのは、四間道という古い町並みが残る通り。

最近は古民家を改装したショップが増えているらしく、周囲にも気になるお店がたくさんありました。

すぐとなりにこれまた最近少しずつ元気を取り戻しつつある円頓寺商店街

名古屋駅からも歩いて20分ほど。お散歩がてらいかがでしょうか。

 

2 LIEB BOOKS(車道)

 

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車道(くるまみち)駅から徒歩5分ほど。

オフィスに囲まれたエリアの中ポツンと、アーティスティックなビルがありました。

 

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一見普通のビルです。

しかし、1Fはギャラリーになっていて、ガラスの扉越しにアートの数々が目に入ります。

今回の目当ては2Fの「LIEB BOOKS(リープブックス)」です。

名古屋で(おそらく)唯一のアートブック専門の古本屋です。

 

12時開店とありましたが開いていない。見ると、「開店が少し遅くなります」との張り紙が。個人店らしさが好きですが、いつになったら開くのやら。

1時間後に行ってみたら開いていました。よかった。

 

店主はひとの良さそうな方で、親しみやすくお話していました。

アートブックというと敷居が高そうな印象ですが、こういったオープンな雰囲気のお店があると、その世界に足を踏み入れやすくなりますね。

 

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ちなみに3Fは雑貨屋併設のカフェでした。

若い女性客に人気が高いようで少々居づらさもありましたが、美味しいコーヒーをいただいて(coffee Kajitaの豆を使っているそうです)ゆっくり過ごせました。

 

車道というと、用がないと立ち寄らないイメージですが、本と珈琲のファンには外せないスポットであることを発見しました。

 

 3 曙光堂書店(吹上)

次に訪れたのは吹上から徒歩10分ほどの「曙光堂書店」

名古屋に関する本が充実しているらしく、今回の旅の趣旨である「ナゴヤ再発見」に沿って訪れました。が、、

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なんと休み。

日曜休みであることを見落としていました。

非常に残念。

 

名古屋に観光の際は、ぜひ曙光堂書店で名古屋の魅力を探って行ってください。 

ただし、日曜日以外で。

 

 

さて、旅は折り返しました。

後半も本と珈琲を巡る再発見の旅が続きます。