私は何故本を読むか。

f:id:raku-book:20180319112611j:plain

 

お久しぶりです。

 

システムエラーに見舞われ更新不能となった前身のブログを見捨て、新たなブログを開設すると高らかに宣言したのが今年の4月。

 

高らかに宣言したは良いが、自らの志の高さに自分自身が追いつけず、数記事書いたところで忽然と姿を消しました。

 

この3か月間、何をしていたか。

言うまでもなく、社会人一年目として世間の荒波に飲まれ、自分は社会の中の何なのか。社会の中の自分とは何なのか。或いは自分は何者でもないのか。悶々と考えておりました。いや、実際は何も考える余裕はなかった。

 

3か月間の試練を経て一回りも二回りも大きくなったのか、学生時代にむくむくと膨らませた無駄の数々が削り落とされて一回りも二回りも小さくなったのか分かりませんが、体重は3キロほど落ちました。

 

そんな生活の中、自分を取り戻してこの場所に戻ってこられたのは、やはり読書のおかげでした。

 

それでは本題、私は何故本を読むか。です。

 

 

社会に出てからも、読書は続けていました。

しかし、仕事に生かせそうな本ばかりを優先して読んでいたため、4月からの3か月間で20冊ほど読みましたが、小説はゼロ。読書メーターを振り返り愕然としました。

 

そんなとき、見かけたのがこれ。

f:id:raku-book:20180707112656p:plain

こちらは、私が愛してやまない作家、森見登美彦さんの小説『太陽の塔』を原作とした漫画です。

 

 主人公はとにかく冴えない大学生。

 不器用なくせに自尊心だけは一級品で、あろうことか恋にまで手を出してしまいます。

 奇想天外なストーリーで人気を博す森見登美彦氏のデビュー作にして原点。

 

 「男汁」「ええじゃないか騒動」そして「太陽の塔

 

愛を込めて言いますが、この世で最もくだらない小説だと思っています。

 

 広告を見た時、無性に読み返したくなりました。

仕事がウルトラ忙しく、夢の中まで追いかけてきて僕を苦しめていましたが、それらを華麗に無視して、この世で最もくだらない小説に没頭しました。

 

それからの話は、特に詳しく述べる必要はないでしょう。

僕は3か月間クビにならずに働いて、今こうして誰もみないブログに誰もみない記事を書いている。こんな最高に愉快なことはない。

 

私は何故本を読むか。

それは、人生を無駄でくだらないだらないことでいっぱいにするためでしょう。